第46章 3月21日
その後…
そのあいつらの前に連れ出されるケイト。
ケイト「よお…猿山の大将」
『…相変わらずだな。
だが、本当に堕天している。
信頼してもよさそうだな(微笑』
ケイト「その慢心が…
命取りだぜ?(にやり」
その直後
邪気が聖気を飲み込んで大きくなるのを利用し
全ての邪気ごと聖気へと変換し…
『始祖神の力』を、瞬時に引き出すケイト。
ケイト「チェックメイトだ!!(微笑」
その言葉と共に
凄まじい光が、周囲を包み込み爆発させた。
といっても
自分の周囲3cmだけに
空間ごと無効化する結界を張っていたため
ケイトだけは、全く影響がなかった。
そして…
気絶させた、あいつらの一味を
ドーム内にいる天使へと引き渡すケイト。
『大変だったようだな』
ケイト「ああ。
でも、全部うまくいった」
『その様子だと、いきなり元に戻ったな?
その反動で
体は思うように動かず、ふらつくはずだ。
待っていろ。
今、お前の親友を連れて来る』
ケイト「いい」
『?
どういうつもりだ?』
ケイト「私は…
あいつらに、ひどいことを言った。
なら、最後まで
自分の力で帰って、ちゃんと謝りたい」
『こんな時ぐらい、甘えてもいいと思うがな』
ケイト「いいよ。
頑張って、自力で帰るから。
それより、闇のあいつらのことを頼むよ」
『わかった(微笑』
その頃…
聖界では…
ドイツ「ん…」
イタリア「ドイツゥ!^^(涙」
ドイツ「うわっ!;何だ!?;
急に抱き付いてくるな!!;(汗」
日本「ドイツさん!
目が覚めたのですね。よかったです(微笑)
具合はどうですか!?大丈夫ですか!?」
ドイツ「あ。ああ;
ん?…
そういえば…
体の不具合が全部、解消されているな。
筋肉が突っ張った痛みなど
全部が治り切っているように感じる」
肩を回しながら言うドイツ。
日本「やはり…
聖気が内側にあったのですね」
アメリカ「どういうことだい?」
日本「それは、聖気に当たったことによる効果。
つまり…
彼女は…本当は、堕天していない。
聖気を内に凝縮し、邪気を周囲に纏わせれば可能です」
ドイツ「なるほど…
しかし、なぜ?」
日本「それは、ケイトさんに聞いて下さい;」