第46章 3月21日
日本「ケイトさんの聖気が、ここのどこかにあるはず。
光同士で引き合うように、操作すれば…)
こちらです!」
白い光を手の平に集中させ
センサーのように、地面から半球状に広げ
光のある場所を探す日本さん。
そうして歩いていく皆…
イタリア「どう?日本。
ケイトちゃんの反応、強い?」
その反応の強さで
本人の状態が解ります。
例↓
強ければ、戦闘中or全快
弱ければ、負傷中or病気
日本「いえ…そんなに強くはありません。
ですが、負傷したという感じではないんです」
イタリア「それって…どういうこと?;」
日本「それを確かめに行くんです」
そうして…
辿り着いた先で見たのは…
ひゅうぅぅぅぅぅ
風の吹く中…
びゅおおぉぉぉ
黒い、闇の塊でした…
ですが…
それは、普段から見慣れているもので…
日本「…ケイト…さん?」
静寂に包まれる中、響く声
それに振り返るものは…確かに
ケイト「…何だ、日本か。
来るなって言ってたのに、何で来たんだ?」
日本「この、強過ぎる邪気は一体!?;…っ…
それより、ケイトさん…本当に大丈夫なんですか?;(汗」
ケイト「ああ。大丈夫だ。
それより…
皆に、ちゃんと報告しとかないとな。
他でもない日本なら、もう解ってるはずだろ?(微笑」
最愛の人だった…
日本「!!
それより、血が出てるじゃないですか!今すぐ治して」
ケイト「気にするなよ。
これ、私の血じゃないから」
その黒く、よどんだ目で見つめられる中…
ドイツ(…ケイトの目は焦げ茶色だったはず。
普段、あんなに透き通って見えた目が…今は、なぜ?)
皆は、同じような疑問を抱えていた。
日本「…何で…どうして…(震え」
日本が拳を握りながら震える中…
ある言葉が呟かれた。
ケイト「悪い、皆…
俺、堕天した」
皆『!!!!』
驚く皆と、辛そうな表情を浮かべる日本…
それらに対し
ケイトは淡々と、衝撃の事実を伝えるのでした…