第45章 3月16日
それから…
イタリアさんに説明して、解ってもらった後
四人は遺跡に帰り、大通路を歩きながら
先程のことについて、話し合っていました。
ドイツ「…つまり、生きたいと願う意思が
ケイトを護り、生かし続けてくれていたということか。
それならば
死ぬはずだったケイトが、何度も蘇ったのか説明がつく。
ヴィッヒとエヴァンの神器もあるからなのだろうがな」
日本「そして、ご神木は
ご先祖や自然や動物などを護るため
自然に意思を与え、力を与え合い、育み
今がある。といった所でしょうね(顎に手を当てる」
ケイト「頷く)うん。
言うなれば、この島は『神域』だ」
イタリア「シン?(首傾げ」
ケイト「神域(しんいき)とは、神が宿る場所…
すなわち、依り代のこと…
この島自体が…
始祖神が依り憑いた(よりついた)場所だったんだ…」
日本「そして、生きたいと願う意思は
あなた自身の魂へと、依り憑いたのでしょうね」
ドイツ「頷く)ああ。
それにしても…
何か、変じゃないか?」
日本「?
変とは?(首傾げ」
ドイツ「…
だとしたら、なぜ…
こんなに広い宇宙の中で、こんな小さな島に…」
日本「そういわれてみれば…
そうですね」
イタリア「ヴェ~♪」←どうでもいい&ご飯のこと考えてる
ケイト「そりゃまあ…
世界全てっていえば、広く感じるだろうけれど…
その中で、
ここっていう場所で、どうなるかなんていうのは
無限大分の1の確率で起こるんだ」
ドイツ「そんなにかっ!?(驚く」
ケイト「うん。
世界全てと言っても、
それは、具体的に上げると
神界、霊界、地獄、幽界、幽現界、
今私たちが生きている、宇宙などを含んだ世界=現界。
計6つだよ」
そうして、語られる
世界の詳細とは…いかに?