第44章 3月15日
ちなみに
日本さんが作ったロボットとは
脳波を受け
自身が動かそうとした方向へ動かすことが出来る
補助をする機械でした。
ケイト「解ってたんだ…
その意味も…
オランダが言ってた、一週間は…
残り一日の合図だったってことも…」
日本「!気付いていたんですか?」
ケイト「こっくり)当時だったら
江戸から長崎まで、船で5~6日かかる。
だから…
オランダが、日本の家から出るまで
一日しかないことで焦ってたことも…
日本と向き合った時に解ったんだ…」
日本「…私は…とても辛かったんです…
あんな風に言っていながら…
ずっと一緒だと言っていながら…
それを護れないことも…
あなたと、離れなければいけないことも…
それを悟らせたくなくて…
あんな…
心にもないことを言うことで、隠そうとしました…
涙も、哀しみも、苦しみも…
話してしまえば、楽になるというのに…
それでも…
あなたに、辛い思いを味あわせたくはなかったんです…
そして…
結果的に、あなたを泣かせてしまった…
私は…
あなたを、傷付けることしか出来ていない。
そう感じてしまい
どうにも顔向けができず…
背を向けたまま、話そうとしました…
それでも…
あなたは、解ってくれていた…
それだけでなく…
それごと、私のことを愛していると言ってくれた…
っ…(じわっ)
あの時…
とても、嬉しかったんです(涙目&微笑)
とても嬉しく、幸せで…
想いがこみあげてきて、止めることなどできず…
気が付いた時には、あなたを抱き締めていました…
そして…
約束を再び、守ることが出来た。
あなたと
再び、共にい続けるという約束を…(嬉しそうに微笑む」
ケイト「うん。
私さ…
日本に嫌われるぐらいなら死ぬって思ってたんだよね(苦笑」
日本「ダメです!!許しませんよ!!(ぷんぷん」
ケイト「そんな所も好き^^
だからさ…日本」
日本「?はい(きょとん」
ケイト「ありがとう^^」
日本「…ふっ(微笑)…
私も、あなたには
いつも世話になってばかりで…
本当に、ありがとうございます^^」
未だ心に残るしこり
わだかまりを解き合い、共に笑い合う二人。
その顔は…とても晴れ晴れとした、満面の笑顔でした…