第39章 3月5日【恐怖の日】
ドイツ「く、くれぐれも無理はしないようにな;」
日本「善処します!(キラン」
きっぱりという日本さんに対し、
ドイツさんは、そういう言葉しか思い浮かばなかったとか…
そうして、ことが起きてから三分後…
ケイト「ふんふん(臭い嗅ぐ)…
くるり(化け物に向き合う)…
ジー…かぽっ(お面を外す)…
ハンガリー「ばれちゃった^^」
ハンガリー!?;食べられてたの!?;大丈夫!?;」
ハンガリー「うふふ♪
ドッキリ作戦大成功!^^
実はね…これ、クランプスって言って
ドイツ、オーストリア、ハンガリー、ルーマニアなどの一部で
クリスマスの時期に行われている伝統行事なのよ^^」
イタリア&ケイト『へぇ~。そうなんだぁ』
ドイツ「道中の時は
角が見えたとかいうから、焦ったが…;
まあ、そういうわけだ(苦笑&溜息」
ケイト「最初に教えてくれたってよかったじゃん!;」
ドイツ「教えたらドッキリにならんだろう!;」
日本「私も、書物で知ってはいましたが…
ハンガリーさんの狙いが解ったので、あえて言いませんでした(微笑」
ハンガリー「日本!
その写真、焼き増ししといてね!^^♪
きっと、言わなくても来るって信じてたわ^^(るんるん」
ケイト「へぇ~。すっごく凝ってるんだ」
ケイトの中では…こうなっていました。
怖さ<興味
ハンガリー「伝統にのっとり、
12月の最初の2週間、
特に『12月5日』の晩になると、
若者はクランプスの扮装をして、錆びた鎖と鐘を持ち、
子供と女性を怯えさせながら、通りを練り歩くのよ^^
今私が着ているクランプスは
木彫り師の作った仮面に、雄羊の角をつけて
ヤギの毛皮からできたズボンにコートをまとって
腰にはカウベルを下げているのよ^^♪」
ケイト「へぇ~。よくできてるね!(キラキラ」
日本「妙に生々しいですね;」
ハンガリー「それがいいのよ!^^
怖がらせるためなんだし」
ケイト「クランプスでこれなら
ハロウィンはどうなってるんだろう…」←素朴な疑問
ハンガリー「ハロウィンの時期は
カトリック教徒は11月1日の「聖人の日」を
またカトリック教徒とプロテスタント教徒は
11月2日の「死者の日」を祝うの。
「死者の日」は、日本でいう『お盆』ね。
人々は花束とキャンドルを持ち寄って
故人たちを偲ぶ(しのぶ)のよ」