第33章 2月11日【日本の誕生日】
AM11:30
ケイトの部屋
エヴァン「…」
ケイト「…」
そこでは、正座をする二人の姿があった。
エヴァン「…ケイト、結界は張ってあるな?」
ケイト「頷く)穴は微塵もないよ」
その外では…
イギリス「なんの話をしてやがるんだ?;」
アメリカ「また何か隠し事かい?;」
日本「一族のみに伝わることに関しての話らしいですが」
中国「やけに厳重に結界張ってるあるな;」
ドイツ「お前ら部屋から離れろ!;」
プロイセン「力の話か?」
ロマーノ「なんだこの群れは;」
スペイン「なんかあったんかー?」
などと言った感じのやり取りがあった。
再び、ケイトの部屋
エヴァン「ケイト…
俺の孫の代まで、問題を遺してしまって…すまない(土下座)
その上、ヴィッヒにまで…」
ケイト「頭を上げてよ。
私だって、力になりたかった。
そして、あの邪気の塊が…
私ごと、遺跡を消そうとしたんだ。
邪神の復活なんて、嘘を言いながら…
世界を壊す、消滅させるという目的のために…
多分
地下の神殿を、神界に送ってないってことは
『祖父上と父上と私』だけしか、知らない事実だ。
私を術式で魂ごと消そうとしたんだろうが
私は、それよりも皆を護り抜こうと全力で解き放った。
結果的に
祖父上が施した封印に使われた神器と
その当時、遺跡の内部にあった父上の神器が
もともと宿していた『神の力』を使って
私を、この世に『また』蘇らせてくれた。
感謝してるんだ^^
おかげで私は…
また、皆と会えた。こうやって過ごせた。
だから祖父上…ありがとう。
父上を生んでくれて、私を生んでくれて
本当にありがとう(微笑&土下座」
エヴァン「…そうか(微笑)
って待て!まさか…まだ、話してないのか?」
ケイト「話すわけにはいかないじゃん。
父上に、そんな風に言ったんでしょ?
それと同じように、父上からも言われたんだからさ」
エヴァン「…ケイト、俺は
二人で一人だと想えるほどの『大事な親友』を、失った。
親友を助けてやれなかった…
その理由は…全部一つに繋がっていた。
あの世に行って、解ったことがある!
ケイト!!お前h
ケイト「言わなくていい。解ってる(真剣」
…そっか(微笑)…ならいい!^^」
そうして…
二人の話し合いは終わった。