第4章 出会い(プロイセン編)
さてさて、
イギリスさんと仲良くなってから
随分時が過ぎました。
え?どれくらい過ぎたかって?
それは、
三人に出会ってから
一年過ぎた後。
1815年のことでした。
当初のイギリスさんの目的と同様に
この島国の「豊かな資源」を
自分のものにする=所有することを目的として
近付いている人が、
三人が辿り着いたのと同じ場所
…西南の砂浜に着きました。
ざざーん。ざざーん。
「けっせっせっせっせっせ!!
ようやく着いたぜ!ここが
伝説の島、ジパングか!!」
「正確には、エヴァンヴィッヒ王国とありますが;」
「うるせぇ!
てめぇは黙って、留守番でもしてろ!」
「は、はい!!;」
どなられて、気をつけする部下の人。
「ふっ。豊かな資源に満ち溢れた島。
それこそ、俺様にふさわしい領土だ!!(にや」
船から砂浜へ跳んで、着地してから
両腕を広げながら叫ぶ、この人は…一体?