第22章 聖誕祭まで
イタリア「ケイトちゃ~ん^^
チャオチャオ~~」
ちゅっちゅっちゅっ
ドイツ「こらイタリア!;神殿内で走るんじゃない!!;」
ケイト「まあまあ;悪気があってやったんじゃないんだから;」
ドイツ「?…あいつらは、何で正座させられているんだ?;」
ケイト「さあ?;」
イタリア「凄い勢いで説教してるね、日本とイギリス~」
ケイト「まあ、私は気にしなくていいって言われたから、いいんじゃない?
それより、ドイツとイタリアとスペインとロマーノは先に帰ってたけど
風呂場の近くに合った湧水に気付いた?」
ドイツ「ん?ああ(頷く)飲んでいいのか解らなかったが;」
イタリア「俺飲んだよ~すっごくおいしかった~!^^」
ドイツ「イタリア!;お前は不用意に行動するな!!;
もし何かあったらどうするつもりだ!!;」
イタリア「ヴェ;ドイツ、ごめんなさい!;許してぇ~;」
思わず拳を握って怒るドイツに対し
泣きながら謝るイタリア。
ケイト「あれは水だよ。
あの温泉の、マグマによって暖められなかったバージョン。
冷たかったでしょ?^^」
イタリア「うん!^^結構冷たかったよ~」
ドイツ「そうだったのか;50m上と、100m上の頂上にもあるのか?」
ケイト「頷く)うん。男湯も女湯も両方あるよ?
ちなみに、その中央には透明な壁があって
お互い、人だけが透けて見えないようにしてあるんだ。
もし無理に通り抜けようとしたら、電撃が走るから気をつけてね^^」
ドイツ「先に言ってくれ!!;」
イタリア「ヴェ~;だから俺とロマーノ兄ちゃん気を失ったんだ~;」
その言葉に…
その場の空気は冷たくなると同時に、固まりました。