第3章 出会い(イギリス編)
1814年7月30日
伝説の島
日本と中国が流れ着いた
「島の中心=山から見て
南西の砂浜」に、船が来ました。
ざざーん。ざざーん。
「ふっ。ついに着いたぜ。
噂通り、日本と中国が乗り込んで
乗っ取ったつもりなんだろうが…
そうはいかねぇ。
俺が、所有権を奪い去ってやる(にや」
その当時、
日本が置手紙を置いて
家を出て行った日から
2週間を過ぎた頃…
日本や中国では、
『伝説の島を見つけたのだ!』
と、上司たちが解釈して
世界中に、その情報をもたらした。
「伝説之島」という本は
知り合いによってうつされていたため
世界中にばらまかれたのだという。
ちなみにそこには、
前回、
「ケイトが言っていた島の歴史」と
まったく同じことが
書かれていたそうです。
「本当に、地面まで金銀宝石だけだな。
来るまではあやしかったが…まあいい。
日本!中国!残念だったな!!
この土地は、俺が頂くぞ!!
あっはっはっはっはっは!!^^」
腰に手を当てながら大笑いするイギリスでしたが
「あのぉ;行くのなら、早く行って下さい;
(奇跡的に台風に合わなかったとはいえ
危険すぎるっていうのに;まったく;」
イギリス「ん?ああ。よし!上陸だ!!」
そして、一歩一歩足を踏みしめながら
イギリスは進んでいきました。
イギリス「確か…山から見て
南のふもとにある
「でかい木」を目指すんだよな。
お!あったあった。
いざ、エヴァンヴィッヒ王国へ!!」
そうして
興奮のあまり頬を赤らめ、
拳を上げながら叫んでから
一人、歩いていくイギリスさん。
果たして、どうなるんでしょうか?