第14章 復活
それは、闇となって…空気に消えたように見えた。
勝った。
そう、誰もが思った時…
ケイトの周囲が闇に包まれ
瞬時に、闇と共に神殿の最上部へと消え去った。
日本「!!!!
ケイトさん!!!!」
ガシッ
必死に神殿の奥へ走り出そうとする日本
その腕を掴んで止めたのは…ドイツだった。
日本「離して下さい!!」
ドイツ「冷静になれ!」
日本「冷静になれる方がおかしいでしょう!!!!??
ケイトさんが!!!!」
こんなに取り乱した日本は見たことが無い
そう思えるくらい、日本は動揺していた。
それと同時に、その想いの深さを感じ取っていた。
ドイツ「今は、全員で纏まって行動すべきだ!
バラバラになれば、瞬時に崩壊させられる!」
中国「話はあとある!早く行くあるよ!!」
アメリカ「一刻も時間が惜しい!!走れ!!!!」
イタリア「ケイトちゃん、大丈夫だよね!?;」
フランス「大丈夫に決まってんだろ!そうじゃなかったら
あの一瞬で、殺そうとしていたはずだっつぅの!!;」
イギリス「おそらく、ケイトの力を利用するために
まず弱らせていたって可能性の方が高いんじゃないのか?」
ドイツ「それに関しては言えてるな」
アメリカ「そんな議論よりも走れぇ!!!!」
イタリア「ねえ、ドイツ…
ドイツ「なんだ?」
これ、何段あるの~!!;」
ドイツ「…ざっと見て、100段はあるな」
イタリア「ヴェ~;力尽きちゃうよ~;」
ドイツ「いいからきびきび走れ!!ケイトの方が大事だろ!!」
イタリア「うん!ケイトちゃん、待ってて~!!」
必ず助け出す。
その決意と共に、皆は必死に走っていた。