• テキストサイズ

伝説の島 【ヘタリア】

第14章 復活


それに対し、光以上の速度で戦っていたが故か
その皆の反応は、遅かった。


ひゅんっ(ケイトが、皆の前に一瞬で移動)


ケイト「奥義!
聖華・逆鱗演武(せいか・げきりんえんぶ)ーっ!!」

剣と共に全身を光で纏いながら、
光以上の速度で聖なる力を推進力に変え、
全ての自然現象を空間ごと切り刻んだ。

だが…
『ふっ…甘いな』

どっごぉん!!

ケイト「うあっ;」

その直後、
邪神の一部は切り裂かれながらも
ケイトの首を握り、壁へ押し付けた。

『ぐっ…よくも、これだけの力を…

千年の間、我は邪神から自らの一部として
再びこの世に来ることが出来るようにするため
神の王の目に映らないよう、巧妙に送り込まれたというのに』

ケイト「ふっ…要するに…
邪神の小さなかけらを、この世界に送り

この世界に巣食う闇を糧にして復活を待っていた。
ということなんだろ?」

『ああ。ずっと…この時を待っていた。

…お前の闇も、利用できる時を』

ケイト「…その割には、できてないだろ?

ぐいっ(邪神が持ち上げる)
ぐ;」

『お前の闇は、底なしだ。

今まで人にされ続けてきたひどい目に対し
お前は、愛する人に愛されることで救われてきた。

国民以外に…やっとできた、『絆』というものでな。

ケイト「それが、どーした?」

その『想い』に生かされた存在というわけだ。

だったら、こいつらを殺せば…お前は闇に落ちる。そうだろ?』

その言葉に、ケイトは目を見開いた。

ケイト「まさか!!!!
やめろおーっ!!!!!!」
/ 703ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp