第2章 出会い(日本・中国編)
そのカルデラ湖の地下に
例の神殿があるから
その上に「神の力」を込めながら
地下に「遺跡」を作ったんだ。
そして封印は、より強固になった。
しかし、今から千年前
思わぬことが起きた。
邪神が、再び暴れ出したんだ。
それによって、
父上と母上は力を使い果たして
私が死なないように力の全てを注ぎ込んで…
私は、その当時11歳の外見をしていたけど
結界を張って護りながら、「神の力」を使ったんだ。
そして、邪神による影響を防ぐことに成功。
それから神界へ送り返すことに成功して
神殿も元通りに、同じ場所へ帰って行ったんだけど…
でも…私だけ、戻れなくなっちゃったんだ」
しゅんとしたように
ケイトさんは、肩を落ち込ませました。
日本「なるほど。そういうことでしたか」
中国「そりゃ、国民には会えねぇあるな;
空間が違うようにしたってことあるし;」
ケイト「原則として、外から来た者を
国民に会わせちゃいけない。
それは、昔からある「掟」なんだ」
日本「あの、今まさに
それをばらしてしまっているような気が;
国の歴史なども全部」
ケイト「…あーっ!!!!;(ガーン」
両手を頭で押さえながら
ショックを受けるケイトさん。
それを見て、私は微笑ましく思いました。
中国「っぷw可愛い奴あるなぁ~^^(にこにこ」
その頭を撫でる中国さん。
ケイト「むぅ~っ。これでも
2100歳だぞ!!」
日本「説得力のかけらもありませんが;
その容姿は、たった三歳ぐらいですし;」
ケイト「見た目で判断しゅるな!;
力の使い過ぎで、こうなったの!;
そのせいで、別空間になっちゃったし;」
日本「色々と事情がおありのようですが…
私たちは一体、どうして帰りましょうか」
中国「船を作るしかねぇあるな」
日本「しかし、木などはあるとして
ツルや釘などは、一体どこに?」
中国「…;ねぇあるな;」
ケイト「…ん~。近々、誰か来るような気がするから
それまで、ここで暮らせばいいんじゃない?」
日本「いいんですか?」
ケイト「うん!^^歓迎するよ^^
(絶対大丈夫だよね、いい人達みたいだし♪」
両手を広げながら言うケイトさんに
断る理由も特になく
そのお言葉に甘えて、
この島で過ごすことにしました。