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青春のノスタルジー

第7章 象のパンツ


確かに彼の言う通りだ。
知らなかったら、会わない彼に不安を感じて、
何も知らないから、親友に相談してた....

彼の一言で、心が少し救われた気持ちになった。

すごいなぁ、この人の言葉って...

意地悪だけど....

少し、彼を尊敬した瞬間に

渋谷「俺、風呂に入るわ!」

「えっ、あの、渋谷さん?」

渋谷「風呂や、風呂!お前は耳が悪いのか?」

いやいや、あの...、私は一応 女性なんですが...
その女の前で簡単にお風呂とは....

あっ、女と見てないって事か....

私は勝手に落ち込んでしまった。
彼はそんな私を無視して

渋谷「下着ないから、コンビ二で買うて来るから、
金を貸してくれる?後で返すから...」

すました顔で手を出した。

えっ、お金を持たずに逃亡してたのか、この男は!

私は、静かにお金を渡すと、
彼は鼻唄を歌いながら出掛けて行った。


本気で疲れる....
彼氏より、気を使うし...
なにより自由過ぎる...

私は、静かにお風呂にお湯を溜めていた。
そこに彼は楽しそうに帰って来た。

渋谷「なぁ、見て!象のパンツやで!

!!!!!!!

渋谷さん、私は女なんですが!!!!

「あ、あのぉ、そのぉ」

私は顔が真っ赤になった。

渋谷「今、やらしい事を考えたやろ?」

いやいや、貴方がふったんですよ!

「考えてません!」

怒った顔で私は言った。

渋谷「まぁ、ええわ、入るから向こう行ってて」

あのぉ、ここは私の家なんですが...

もう、何も言う気になれずに、私は脱衣室から離れた。そして、彼氏が置いていた、パジャマを用意した。


これ、何回着たんだろ?
あの時は幸せだったのになぁ....

彼氏との思い出が溢れてきて、
涙が出てきてしまった。


渋谷「俺、パンツしか買ってこんかったわ」

まだ、濡れた身体で彼が立っていた。

ちょっと!!!!

だからって、そのままで出てくるな!!!

私は慌てて目線を外す

「あの、これ、彼氏のなんですが、着て下さい..」

目隠ししながら、渡す

渋谷「おっ、ありがとうな」

彼は喜んで受け取ったが

渋谷「彼氏のパジャマって、お前もやらしいなぁ」

こ、この男は!!!

この自由なアイドルとの生活は始まったばかりでた。
しかし、私の心は既にズタボロになっていた。
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