第2章 驚く出来事
そして泣き止んだ私はお墓へ向かおうとした。
その時、
⁇『大丈夫?』
私は顔を上げた。その視線の先には
嵐の櫻井翔がいた。
綾香『ふぇ⁈』
しまった。変な声を出してしまった。
櫻井『あはは笑 俺のこと知ってる⁇』
そりゃ知ってますよ‼︎ だってファンだし‼︎
綾香『し、知ってます‼︎ファンです‼︎』
櫻井『あ、そうなの⁇笑 ありがとう』
今にも叫びたい。これは夢なのじゃないかと。
自分の頬をつねってみた。ものすごい力で。
綾香『痛い痛い‼︎』
痛かった…ということは夢ではない。
嬉しすぎる‼︎
でも迷惑だろうな…
櫻井『何してんの⁇笑』
綾香『え⁈ あっいや何でもないです‼︎ 迷惑ですよね⁇じゃあ私はこれで。』
櫻井『え、ちょっと待ってよ‼︎』
うん、夢だよね。信じた私がバカだった。
そう思ったその時、腕を掴まれた。
櫻井『ちょっと待ってって‼︎ 泣いてた中学生くらいの子をそのまま、放っておくわけには行かないでしょ‼︎』
夢じゃないじゃん‼︎
いやそういうことじゃないや。
綾香『泣いてたところ、見てたんですか⁇』
櫻井『うん。あの時の子に似てたから。』
あの時の子⁇