第2章 不機嫌じゃないんですよ?
〜誠凛高校のバスケ部の体育館〜
黒子side
「はーい、休憩」
とカントクの声が聞こえ僕達は休憩を取り始めました。
「黒子1of1やろうぜ」
と言い出す火神くんにカントクのハリセンの制裁して居る様子を僕は眺めた。
そして、僕の視線は先輩達にタオルを渡す幼馴染であるレンの姿を観ていた。
僕の幼馴染はとても元気で笑顔が可愛い子なんです。
そして、僕はレンが好きです
『黒くんボーっとしていますが、大丈夫なんです?』
物思いにふけて居たらレンが目の前に居ました。
「ボーっとなんかしていませんし、レンこそ先輩に迷惑かけてないですか?」
本当は昔みたいに普通に「大丈夫ですよ、レン」って言ってあげたいのに僕はレンに不機嫌そうに言葉を返す事しか出来ません。
「迷惑かけてないです、黒くんの馬鹿」
嗚呼、分かっているんですよ、レンは誠凛バスケ部のマネージャーとして頑張って居ると
レンが離れて行ってしまいました…
帝光の時の僕とレンはいつも通りだったんですよ…
誠凛のバスケ部にレンがマネージャーとして入って以来僕は…
僕が不機嫌になるのは先輩とレンが仲良く喋って居るから
レンの好きな先輩とレンが喋っているから…
これは嫉妬なんですよ?…レン