第3章 秘密。
「…!?」
そこに並べられた画像は
全体的に肌色だった。
若い男女が複数人で裸で入り乱れている画像が沢山保存されていた。
そこにははっきりと、
優斗も写っていた。
よく状況が理解できなかった。
これはなんなのか?
なぜこんな画像が『サークル』という名目のフォルダに入っているのか。
なんでこんな写真を撮っているのか…?
見てはいけないものを見てしまったようで
慌ててフォルダを閉じた。
心臓がバクバクと波打った。
優斗が…
浮気してる…?
そんなとき、
優斗のPCから"ピロリーン"と何かを受信したような音がなった。
琴乃は慌てて画面に目を戻した。
『新着メール1件 "葉月希恵"』
そこには何故か母の名前が表示されていた。
頭が更に混乱した。