• テキストサイズ

DevilMent

第2章 憎悪。


それから琴乃は何も口にせず、
部屋に戻ると、
しばらくベットに潜っていた。


母はキッチンで洗物をしているようだった。

琴乃ははっと思い出した。
母の部屋のパソコンをつけたままだ。


琴乃は慌ててベットから飛び起きると、
すぐに母の部屋へと向かった。

母の部屋に入ると、
琴乃が見たあのブログの画面が開きっぱなしになっていた。

琴乃はそのブログのURLを
自分の携帯に打ち込み、登録すると、
急いでパソコンを閉じた。






「琴乃ちゃん?何してるの?」










その声にどっと冷や汗が溢れて
まるで金縛りにあったように体が動かなくなった。


「…あ…っと…」


喉がカラカラに渇き、
上手く言葉を発する事が出来ない。


というより、何を言えばいいかわからない。



「お母さんの部屋で何してたの?」



足が震えた。
/ 92ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp