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黒子のバスケ*Short Stories

第9章 つよがり*火神*


「オレ、卒業したらアメリカに行こうと思う。」

そう大我から告げられたのは高校卒業まであと半年という時だった。

もちろん理由はもっともっとバスケが上手くなりたいから。

離れてしまうことが考えられなかった。
ほぼ毎日一緒にいることが当たり前だったから。

でも、笑顔で「頑張って!私どこにいても大我のこと応援してるからね!」と告げた。

日本一という夢をついに実現させ、今度は世界一のバスケットボール選手になりたいというのが彼の夢だったのは私が一番よく知っていた。

だからこそ笑顔で背中を押してあげる。
たとえ、どんなに寂しくても。
それが最良の選択だと思った。


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