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黒子のバスケ*Short Stories

第40章 Home Sweet Home*木吉*


「あっ。俺、明日日向たちと飲みに行ってくるな。」

ダイニングテーブルの向かい側に座る旦那さんが、焼き魚をつつきながらの報告。

「日向先輩たちかぁ…。久しぶりだよね?先輩たち全員集まれるの?」

「いや、今回は日向と伊月とコガとリコ。水戸部と土田は仕事が忙しくて残業決定なんだって。」

「そっかそっか。楽しんできてね!」

「名前も来るか?」

「ううん。先輩方の積もる話もあるでしょ?また黒子くんと火神くんとか皆で集まれる時でいいよ。」

私と鉄平は高校の1年先輩後輩の関係。

2月に結婚して、新婚生活も半年が過ぎようとしている。

「ご馳走さま。今日も美味かったよ。」

そう言って彼は私の頭を大きな大きな手でぽんぽんっと触れてくれた。

彼は流し台へお皿を運び、ザーッと水を流し始めた。

「鉄平いいよー。私やるってば。」

「美味しい飯を作ってもらってるんだから、これくらいは当然だろ?」

「じゃあ、お茶でも入れようかな。今日鉄平定時って言ってたから、帰りにどら焼買ってきたんだよ。」

「おっ!嬉しいなぁ!」
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