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黒子のバスケ*Short Stories

第39章 夏の終わり*高尾*


明後日から新学期。

長かった夏休みももうおしまい。

最後の土日は部活がお休みになった。

「和成、今年は何が終わってないの?」

「え?何って何だよ。」

金曜日の部活の帰り道。

私は和成に唐突に質問した。

お休みは出来れば一緒にいたかったけど、私には一つ不安なことがあった。

「夏休みの宿題。今回はどれを手伝えばいいのかな?」

「全部終わったぜ。」

「あー、やっぱ…。って…えええ!?嘘でしょ!」

「何その驚きぶり!名前どんだけ俺をダメなやつだと思ってたの!?」

驚くのも無理はない。

去年1年生の時に、和成は夏休みの宿題を8月31日の時点でほぼやっていなかった。

「マジやべーよ!助けて!」と泣きつかれて、私と緑間くんで渋々協力してあげた。

「和成…成長したんだね!」

「俺だってやれば出来るっつーの!でさ、明日久しぶりに出掛けよーぜ!」
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