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黒子のバスケ*Short Stories

第38章 8月31日*青峰*


「はい。…プレゼント。」

ケーキも食べ終わり、持ってきた紙袋を大輝に手渡した。

「お、サンキュ。…これ、前店で見てたやつじゃねーか。」

プレゼントは一緒に買い物した時に彼が欲しそうにしていたバッシュ。

彼は早速靴紐を通して、試し履きをして、感触を確かめている。

満足気な表情を浮かべているのを見ると、気に入ってもらえたみたい。

「…本当はもっとちゃんとお祝いしたかったんだけどね。まさか当日に熱出すなんて思わなかった。」

「うるせーな!まぁ…俺はお前を独り占め出来て良かったけどな。」

するりと彼の腕が後ろから伸び、強く彼の方に引き寄せられた。

「これから死ぬまで俺の誕生日祝ってもらうんだからな。今回くらい別にいいだろ。」


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