• テキストサイズ

黒子のバスケ*Short Stories

第36章 木陰の下で*日向*


「だアホ!部員の面倒見るお前が倒れてどーすんだよ!」

「ごめんなさいー…。」

夏休みも終わりに近づき、誠凛高校バスケ部の二度目の合宿中。

そんな中おでこに濡れたタオルを押し付けられ、主将に膝枕されているマネージャー。

天気が良すぎるほど良くて、ついつい山の解放感がたまらなくなって。

皆がランニングから帰ってくるのを外で待っていたら案の定熱中症。

つくづく出来ない女だなぁ。

「順平、あたしもう大丈夫だから練習戻りなよ。」

「青い顔して何言ってんだよ。もう少しいてやるから、ちゃんと休め。」

そう言って見つめる瞳は眼鏡越しでも優しく見える。

「じゃあお言葉に甘えようかな。…順平に膝枕してもらえるなんて滅多にないしね!」

「…だアホ。」



/ 445ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp