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黒子のバスケ*Short Stories

第28章 文化祭②/黄瀬*氷室*赤司


<赤司>

「征ちゃん、後夜祭のダンスパーティーは誰を誘うの?」

玲央がわざとらしく尋ねてきた。

洛山高校の文化祭では、男子生徒から女子生徒へ申し出をしダンスをするのが定例となっている。

文化祭が近付くと、体育の授業でダンスの基本ステップを練習するほどの徹底ぶりだ。

「わかっているんだろう?玲央。」

「少しからかっただけよ。もしダメだったら私がお相手するわよ?」

「…それはお断りだな。」

相手はもう決まっている。

いつも傍にいてくれて、「征ちゃんが心配だから」と一緒に東京からこの高校へ進学までしてくれた大切な彼女。

「名前ちゃん、喜ぶと思うわ。」

「そうあることを願うよ。」
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