• テキストサイズ

黒子のバスケ*Short Stories

第25章 香る。/実渕*氷室*火神


「いただきます!」

食卓に数々の料理が並ぶ。

ハンバーグやスープの香りがふわっとする。

デミグラスソースがかかったハンバーグ。

一口大に切ると肉汁が溢れた。

「…美味しい!大我やっぱり天才!」

「おぅ、良かった。…うん。旨いな。」

二人で食卓を囲むことも日常になっていたが、名前は必ず俺の料理を褒めてくれた。

「料理は大我に敵わないもんなー。」

「そうか?お前の方が和食とか得意じゃん。俺煮物とか好きだけど。」

「ふふっ。ありがと。」

彼女が食べる様子を見ていると、リズムよく箸を進めていた。

「名前夏バテ治ったか?あんま無理して食べなくていいぞ。」

「んー…まだちょっとやられてるけど…。何か大我のご飯の香りは食欲をそそるんだよね。特別。」

「そりゃお前への気持ちの入れ方が違うからな。」

「大我の愛を感じる。…あたしの好きなもの作ってくれてありがとう。」
/ 445ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp