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黒子のバスケ*Short Stories

第20章 Good Luck*緑間*


元々緑間くんのことは少し気になっていた。

新入生代表の挨拶で壇上に上がった彼から目が離せなかった入学式。

「新入生代表、緑間真太郎」

今まで見た中で一番背が高い男の子。

緑色の髪と眼鏡が印象的だった。

教室に行って同じクラスだったことが少し嬉しかった。

だけど彼とは席も離れてるし、休み時間は本を読んでるし、中々話しかけることができなかった。

毎日見てて気付いたこと。

彼はバスケ部に入っているということ。

左手の全部の指にテーピングが巻かれていること。

何故かいつも机の上には文房具やらぬいぐるみやら毎日違う小物が置いてあること。

語尾に「~なのだよ」と付けること。

1ヶ月観察を続けてわかったのはここまで。

彼に対しての単純な好奇心。

もっと彼のこと知りたい。

今回席替えで隣の席になったのは大きなチャンス。




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