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黒子のバスケ*Short Stories

第20章 Good Luck*緑間*


「ねぇねぇ緑間くん。何でいつも違う小物持ってるの?」

私は隣の席の彼に、意を決して気になっていたことを尋ねてみた。

「これはおは朝のラッキーアイテムなのだよ。ちなみに蟹座の今日のラッキーアイテムは分度器だ。」

占いを信じてるってことよね?

真面目な顔して可愛いところ見つけちゃった。

「…私もラッキーアイテム持ち歩いてみようかな。緑間くん見てるとご利益ありそうだし。」

「お前の星座は何だ?」

「射手座だよ。明日からおは朝チェックしよっと!」

ふと彼に目を向けると、携帯をいじっている。

そして、自分の緑色のハンカチを私に差し出した。

「今日の射手座のラッキーアイテムはそれなのだよ。明日はマグカップだそうだ。」

「携帯で調べられるのね。これ借りてもいいの?」

「それを持っていれば、お前が人事を尽くしている限り守られる。」
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