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黒子のバスケ*Short Stories
第19章 一筋の光*青峰*
太陽が西に沈みかけている。
屋上の入り口の上で、寝転んで赤い空を眺める。
一人きりになれて、天に近付けるこの場所を日が沈むまで堪能する。
ても、私がここに来るようになったのは夏休みが開けた9月から。
夕焼けに染まる空に銀色の指輪をかざすと、じわりと涙が目に浮かぶ。
また指輪を右手の薬指に戻した。
この指輪を贈った彼はもういない。
私はまだその事実を受け止めきれないでいた。
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