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黒子のバスケ*Short Stories

第16章 君の願い*赤司*


「ねー、赤司ー!そろそろ休み入れてくれね?折角の夏休みなのにさー!」

暑い暑い夏の日。

練習後に小太郎先輩が赤司くんに必死のおねだりをしている。

「もう!小太郎うっさいわよ!暑苦しいわね!」

玲央先輩が小太郎先輩をたしなめる。

「あー…牛丼食いてー…。」

永吉先輩はそんなことよりお腹が空いてるみたい。

確かに、IH優勝後も洛山高校バスケ部は相変わらず練習の毎日だ。

「なんか夏っぽいことしたくないですか?海とかバーベキューとか花火とか!」

「そうだよね!名前もそう思うでしょ!?」

小太郎先輩が大きな瞳をキラキラ輝かせて私を見つめた。

「…。そうだね。一山越えたところだ。明日出掛けようか。」

赤司くんがポツリと呟いた。
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