第6章 剣術の差
次言ったら、殺すよ海斗?
山南「で………
九条君の木刀はどうしましょうか?」
刺さったままの木刀。
ありゃ抜けないな、多分。
思いっきり投げたから…
『いいよ、素手でやるから。』
武術のほうも得意だし。
土方「はぁー?」
山南「それは危なすぎます!!」
土方は身を乗り出して叫び
山南さんは眉を寄せて言った。
ま、確かに真剣相手に
素手って言うのも不利か。
『分かった。
じゃ、竹刀貸して。』
山南「分かりました。
少し待っていてください。」
山南さんはそう言って
隅にある竹刀を取りにいった。
土方「ふっ全く俺もなめられたもんだな。
真剣相手に木刀だとか竹刀だとか・・」
『そんなこと言っていいの?
負けたらどうするのよ・・』
私の言葉に土方は眉を寄せて
身を乗り出した。
土方「てめぇは絶対俺がt「はいはい、
土方君も落ち着いてください。」
山南さんが割り込んだことにより
土方の言葉は聞こえずそんな山南さんを
土方はため息を吐いて呟いた。
土方「ま、俺が勝てばいい話しか・・」
土方はそう言って
また構え直し床を力強く蹴った。