第6章 剣術の差
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只今稽古場にいる。
沖田と海斗の戦いを見るために。
海斗が負けたらあいつどんな顔するかな。
陸斗「百合様、ニヤニヤしてどうなさいました?」
え?私にやにやしてた?
やばっ顔に出てたかー
私は立って壁にもたれながら
腕を組み陸斗は私の隣に姿勢よく
立っていてあとのみんなは
立っていたり座っていたり。
それにしても海斗遅いな~。
「お待たせー!!!!」
何で着物着てんだ?
沖田「あれ~
海斗君その着物どうしたの?」
海斗「土方に貸してもらった!」
土方「てめぇ!!!
呼び捨てすんじゃねぇ!!!」
土方って多分誰とでも
コントできるよね?
『土方、私も着物ほしい』
土方「だからてめぇも呼び捨てにするな!!」
何で駄目なんだよ・・。
陸斗「百合様、目上の方には
きちんと敬語を使用しなければ…」
敬語?
『無理だな。』
土方「てめぇ……
ふっじゃこうするか。
お前と俺の勝負だ。
お前が勝ったら俺のこと
好きに呼ばせてやる!!
だがなー俺が勝ったら
呼び捨てすんじゃねぇ」
沖田「くすっ鬼の副長が子供みたいなこと言ってる・・」
土方の言葉に沖田はクスリと笑い
肩を震わせた。
土方「うるせぇ・・ぞ、総司・・」
土方は沖田が笑ったことに
拳を震わせながら怒りに耐えた。
『ま、別にいいんだけど…………
土方死んじゃうかもね?クスッ』