第1章 プロローグ
――私の心は漆黒の闇
―光さえ浄化し清らかさを許さない
【素直になれよ、馬鹿】
――だけど私が出逢ったのは
【本当に貴方から目が離せません】
――純白の心を持つ`彼ら`
【まったく……だからほっとけねぇんだよ】
――――――――汚れを許さない`光`たち
―――――だけど―気づいたときから
―――私には光なんて不必要だったんだ
―闇に蝕まれた心さえあればそれでよかった
――――――よかったはずなのに――
【世話がやけるな、お前は】
【頼りたくなければ頼らなくて結構です
ですが…少しでも貴方のお力になりたい】
―――――漆黒の闇の芯の部分に―――
―――一筋の光が出来た気がしたんだ