第9章 嵐の告白2
[和也side]
結衣
「皆楽しそうですね。今度はどんな罰ゲーム何ですか?」
結衣が俺の紙を覗こうとやってきた。
俺は思わず後ずさる。
結衣
「?」
翔君何考えてんだ…。
これって結衣に告白しろって事だよな。
確かにあれだけやっても気づかない天然なコイツとの仲を進展させるにはそれしかないかもしれないけど…。
俺が固まっていると、翔君が俺の手から紙をヒョイと取り上げていった。
翔
「え~っと、好きな人に告白する、だって」
コイツ…。自分で書いたくせに…。
結衣
「えっ!?和也君好きな人いるんですか?誰?私の知ってる人?」
…予想してたけど、自分の事だとは微塵も思ってないな。
俺はハァとため息をついた。
結衣
「あ、ごめんなさい。お相手は芸能人の方ですよね。私が聞いちゃいけませんでしたね」
変な勘違いをして、失礼しましたと出ようとする結衣。
ちょっとムカついてきた。