第5章 キスの嵐
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「今回は、嵐の皆さんと結衣さんとの、キスシーンを撮影します」
結衣
「キ、キスシーンですか!?」
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「はい。キスと言っても頬やオデコなど、当たり障りない所なので安心して下さい」
いやいや十分当たり障りありますけど!?
結衣
「っていうか、前も思いましたけどそんなに近づいたら顔映っちゃうんじゃないんですか?」
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「そこは任せて下さい!ばっちり映らないように加工しますから!」
得意気に言うADさん…。
いや、そこも問題だけど今回の問題はそこじゃなくて…。
AD
「それにこれは、嵐の皆さんの要望でもあるんですよ」
結衣
「え?」
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「嵐の皆さんが、前回のが好評なら今度はキスシーンをとったらどうかって提案してきたんです。いやぁ自分達からキスシーンがとりたいなんて、結衣さんもモテますねぇ」
いやいやいや、それはないでしょ。
単にやってみたかっただけとかじゃないのかなぁ。
じゃなかったら、私相手なんてあり得ないって。