第2章 嵐の展開
佐武
「…………って事だから、よろしくね」
結衣
「は、はぁ…」
先程の驚きの出来事について説明を受けた私。
そ、それってさっきみたいな事がこれからも続くって事!?
結衣
「そ、そんなの無理です!」
潤
「どうして?」
結衣
「あ、嵐さん達みたいな素敵な人に演技でも口説かれるなんて、心臓がもちません!!」
翔
「演技じゃないんだけどなぁ」(ボソッ)
結衣
「え?」
翔
「いや、結衣ちゃんは俺たちに口説かれるの、そんなに嫌?」
結衣
「嫌ってわけじゃなく…」
雅紀
「じゃあいいじゃん!僕達も相手役がいた方がやりやすいしさ、協力してよ!」
結衣
「でも…!」
智
「オイラ達のお願いだよ」
そう言いながらまだつながっていた手を両手で握り、口元に持っていく大野さん。
結衣
「わ、わ、わかりました!」
そう言いながら慌てて手をぬいた。
キスされるかと思った…。
い、いや、今はカメラまわってないんだから、そんな事あるわけないか。