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観覧車で・・・

第1章 落し物


「あぁ・・・それなら・・・。大丈夫です。あ、あと、私、メイです。」
「ありがとう!メイさん!!あ、先輩に呼ばれたんで切りますね。さようなら。」
『彼』は喜んだ声で言った後、通信を切った。
「うん。さようなら。」
私は通信の切れたライブキャスターに向かって言った。

それからというものの、私は『街めぐり』を続けていたが、時々、『彼』から『彼』のライブキャスターに電話がかかり、毎回楽しい話をしてくれた。
でも、いつも仕事が忙しいのかすぐに切られてしまっていた。

「?今、なんて?」
「だから、仕事に休みがもらえたんです!!」
『彼』は元気いっぱいな声で言った。
「だから、ライブキャスターを受け取りに行きたくて・・・。これから、ライモンシティの観覧車の前にこれますか?」
私は「うっ」と言葉に詰まる。だって、あの観覧車、一回しか乗ったことないけど、その一回を乗ったのが秋で嫌な思い出しかないから・・・。でも・・・!
「行けます。今から空を飛ぶで向かいます!!」
私は決心して言った。そして、通信を切った。
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