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観覧車で・・・

第1章 落し物


「何?これ・・・。」
私は殿堂入り後、すごくやることがなかったので、とりあえずヒオウギから全ての街をわたることにした。そして今はライモンシティの遊園地にいて、足で赤いライブキャスターを蹴ってしまったところだ。
(あれぇ?こんなところにライブキャスターなんて落ちてたっけ?)
私は一人で考える。でも、思い出せるわけがない。ここを通ったのは何ヶ月も前のことだ。すると、急に落し物のライブキャスターがなった。私は慌ててライブキャスターにでた。
「あ、あのっ!!このライブキャスターの持ち主さんは今はいないです!!」
私は焦って何を言っているのか分からなくなった。
よく見るとライブキャスターには私と話している人は映っていない。真っ黒な画面だ。多分、昔のライブキャスターなんだろう。その画面から「アハハッ!」と明るい笑い声がして、
「面白い人だなあ。僕、そのライブキャスターの持ち主なんだけれど、今、仕事が忙しくて、取りにいけないんだ。だから、取りにいけるまで預かってもらえないかな?」
黒い画面の『彼』は言った。
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