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【黒バス】淡色の夢

第34章 背中越し


~姉サイド~

「なー。なんでそっち向いて寝てんだよー」
あんなこと言っておいて、和成は平然と私の布団で寝ている。
気まずくて背中向けてたんだけど、ちょっかい出してくる。
「もしかして、あのまま続きしたかったとかー?」
「ば、ばか!」
「姉ちゃん、はじめてなんだろ?」
…確かにそうだけどさ、返事しにくいこと言わないでよ…
和成だって、経験ないくせに!…たぶん…
「姉ちゃんが高校入ってさ、俺は中学でさ…すげー心配だった」
「…どうして?」
少しだけ振り返ってみたけど、暗くて顔が見えないや。
「高校生ってすげー大人なイメージだったからさ。誰かに取られるんじゃねーかって」
「和成…」
後ろからそっと抱きしめてきた。
「すっげー好き。絶対離さねー」
「…大丈夫だよ。私はずっと和成が好きだったんだから…」
抱きしめる腕の力が強まる。
こんなにも大きな愛情に包まれて眠れるって、すごく幸せだな。
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