第31章 おしおき
~姉サイド~
自分の部屋に戻ったら、すぐさまノックの音がして
和成が入ってきた。
「なーなー。1つ聞きたいんだけどさー」
やけににこにこしてるけど…何か嫌な予感。
「さっきさー俺よりいい人がいたらって話さー」
「う、うん…」
あれ?一歩ずつ距離を詰められてる?
「冗談だってのは分かってるけど、おもしろくねーなーって」
「わ…きゃぁ!」
後が無くなって、ベッドに倒れこんじゃった。
「これでもぉ逃げらんねーよなー」
覆いかぶさるように和成もベッドに上がる。
「え?和成?どうしちゃったの?」
「んー?俺をからかったおしおきってやつー?」
おしおきって…
何か笑顔が黒いんですけどー!