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【黒バス】淡色の夢

第29章 姉弟だからこそ


~弟サイド~

「和成が、大好き…他の人のところに、行かないで…」
涙声で呟く姉ちゃんの言葉。
なんだ…姉ちゃんもか…
「もしかして俺と同じこと考えてた?」
姉ちゃんの顔を覗き込んだ。
やべぇ…なんかうれしくて顔がにやける。
「悪ぃけど、姉弟っていいなーって思っちまった」
姉弟だからこそ…
とりあえず今は、その顔を曇らせる涙を
キスで拭ってやるよ…
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