第27章 長風呂
~姉サイド~
さっきの続きが頭の中をぐるぐる回ってる。
そのせいか、長湯を心配して和成が声をかけてきた。
「姉ちゃん?やけに長いけど大丈夫かー?」
「う、うん!大丈夫。今上がるから」
リビングで待っててくれたんだ…
タオルを巻いて、下着を手にしようとした時、
目の前が暗くなって、倒れそうになった。
ーガタンッ!
壁に寄りかかってなんとか難を逃れた。
「大丈夫か!今、大きな音が!」
和成がすぐに来てくれて、
寄りかかってた私を支えてくれた。
「あはは。ちょっとのぼせちゃったみたい」
体に力が入らないや…
そのまま和成にすがるように抱きついちゃった…