イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第6章 勉強会【遊び人宮廷官僚レオ/R18】
両腕を上げた状態で固定され
身動きが取れなくなったサラ。
[な、なに?なんなの?]
驚くままに、レオを見遣る。
するとレオは
いつもの笑顔を絶やさぬまま
こう言った。
「じゃあ今日は
『女の子の扱い方について~優しく編~』
実際に、助手を使って解説していくから」
[???]
わけが分からず
ただ目を瞬かせるサラに
「ちょっと触ったりするけど
じっとしててね」
レオはにっこりと笑いかけた。
[なんだろう…?分からないけど………
とりあえず、言われた通りしてみよう……]
レオの柔らかい笑みにほだされて
純粋なサラはじっと待つことにする。
「まず、女の子の服の脱がせ方」
『えっ?』
サラは耳を疑う。
[服の…脱がせ方……?]
「女の子は雰囲気を大切にする生き物だから
どうやって脱がせるか、とても大切なんだ。
上手く服を脱がせられれば、女の子の期待が高まる」
サラが驚いている間にも
レオの講義は進んで行く。
「服にもよるんだけど、
今日のマリアちゃんの服はブラウスだから、
まずは……こうやって後ろから抱きしめるように
体を密着させる…」
レオの厚い胸板が
サラの背中にぴったりとくっつき、
髪にレオの吐息がかかった。
『……っ………///
ま、待って下さいっ』
サラは思わず声を上げる。
『あの…この勉強会って…』
震える声で、恐る恐る尋ねるサラ。
その様子を見たレオは…
何かを察したように溜息を吐いた。
「ジル……またやったな」