イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第6章 勉強会【遊び人宮廷官僚レオ/R18】
「じゃあ、まずこの舞台の上に立って、
両手を出してくれる?」
『はい』
[何をすればいいのか良く分からないけど
レオの言う通りにしていれば大丈夫だよね。
ちゃんと役に立てますように]
「足元、気を付けてね」
サラが舞台に足をかけようとすると
レオがさり気なく手を差し出してくれて。
[レオ、誰にでも優しいんだ…]
サラはそっと手を添えて
レオと一緒に舞台に上がった。
サラが言われた通り両手を出すと
レオはその手優しく掴んで。
それぞれの手首に
ゴールドで出来た
大きくて存在感のあるブレスレットを着けた。
[綺麗。
きらきらしてる。
でも、どうしてブレスレットを……?]
不思議に思って見上げると
レオは優しく笑って。
「じゃあ、始めようか」
それぞれのブレスレットに
手早く鎖を通すと
天井からぶら下がっていた2つのフックに
それぞれの鎖を吊り下げた。
『え?』