イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第11章 優しく【ミステリアス公爵ルイ/R18】
と
「駄目…」
ルイは人差し指で
サラの唇を押し返す。
「今は“準備期間”だから…
本当の“公務”が始まるまでは
唇への口付けは許されない」
『あ…』
[そういえば…“公務”で、キス…したことない…]
思考の働かない頭で
サラはぼんやり思い出す......
が
身体を支配している欲に
直ぐにかき消された。
『ルイ…お願い…欲しいの…』
サラは…
本能的なのかどうなのか
ルイの首筋に唇を這わせた。
「…ん……」
そわりと触れる唇の感触に
ルイは頬を赤らめ
小さく声をこぼしてしまった。
(……恥ずかしい///)
品のいいルイの香りが
サラを刺激する。
サラはちゅく…ちゅく…
音をたてながら
ルイの首筋にキスを贈る。
ぞくぞくするルイ。
『ルイ…お願い…我慢できない
ああ…ルイ…』
(サラ……君は…本当に純粋…)
サラの愛撫を受けながら
ルイはサラの中心に差し入れたままの指を
再び動かし始めた。
『ああ…っ』
待ち望んでいた刺激に
サラのキスが止まる。
「駄目」
ルイは指を止めて。
甘い声で低く囁く。
「キス…続けて…
でなきゃ、あげない」
『っ………ちゅく…んっ…あ…ちゅく…』
サラは朦朧とした意識の中
ルイの首筋に
懸命にキスをする。
それに答えるように
ルイは激しく指を動かした。