イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第11章 優しく【ミステリアス公爵ルイ/R18】
ルイはしばらく考えると…
突然
ふわりと
サラを横抱きにして。
『ル、ルイ?///』
戸惑うサラをベッドへ運ぶと
そっと座らせて
サラの足先を優美に持ち上げ
素足のつま先に優しくキスを落として…
紺碧の深い瞳で、上目遣いにサラを見上げた。
「…イカせてあげる…」
卑猥な言葉を発しているにも関わらず
ルイは美しい。
サラの心臓は壊れそうなほど脈打つ。
『……っ…』
思わず、座ったまま後ずさろうとするサラ。
「大丈夫...
もうプリンセスを辞めろなんて言わない。
逃げないで…
公務だから…
俺に…全てを委ねて…」
“公務”
という言葉が
サラを甘く縛り
ルイの甘い声が
サラの胸を震わせる。
ルイが
トン……
と軽い力で
肩を押すと
サラはあっけなくベッドに沈んだ。