イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第10章 プリンセス【ミステリアス公爵ルイ/R18】
(サラ…君は本当に頑固で…
純粋…)
あれからまた時間が経ち…
夜は深まっていた。
およそ3時間…
いつの間にか
下半身の下着も剥ぎ取られ
ルイは冷たい視線のまま
まだ羽だけで
サラの身体をまさぐり続けている。
『ルイっ…っぁ…ル……イっ…///』
サラは何か言いたげに口を開くが
その先を言葉にしない。
眉を寄せて
苦し気に
大粒の涙を零す瞳…
そんなサラに
ルイは静かに欲情している。
(君は、どこまで俺を困らせるの?
もう諦めて…プリンセスを辞めるって言って…
これ以上、君を、辛い目にあわせたくない)
ルイは手を休めずに
サラの耳元で囁く。
「プリンセス、辞めて?
じゃないと
もっと酷い事する…」
それまで苦し気に視線を彷徨わせていたサラの瞳が
急に
強くルイを見詰める。
ルイはその視線にどきりとする。
サラは荒い息の合間
意志の籠った声音で
はっきりと言いきった。
『……辞め…ない…』