イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第7章 二人きりの勉強会【遊び人宮廷官僚レオ/R18】
「珍しく察しが良いね」
レオは
まるで
獲物を捕らえた獣のような
獰猛な目付きで
サラの瞳を射抜きながら
サラの片手を掴み
ゆっくりと引き寄せて
その手の甲に
柔らかくキスを落とした。
ぞくりと
サラの背中が震える。
普段とは違う
レオの
妖艶な眼差し。
それも
身の危険を感じるほどの…
『っ…いやっ…だれかっ』
サラは本能的に助けを乞おうとする。
「諦めた方がいいと思うよ。
“公務”だから」
どくん......
その単語に
サラの身体が強張る。
[“公務”……夢じゃ…なかったんだ]
サラが戸惑っている隙に
レオは
いつの間に用意したのか
細めのロープで
あっという間に
サラの両方の手足を
ベッドの四隅に縛り付けてしまう。
『っ......』
[恥ずかしすぎる]
下着姿のまま、
ベッドの上で身動きが取れなくなったサラを
レオが舐めるように視姦する。
「良い眺めだね」
レオは
サラの傍らに座ると
妖しい笑みを浮かべながら
サラを見下して
「じゃあ、まずは……
感じる事に慣れて」
その長く美しい人差し指で
そっと
サラの唇をなぞった。