第7章 二人きりの勉強会【遊び人宮廷官僚レオ／R18】

身体から力が抜けきって
立っていられなくなったサラを
レオは
逞しい腕で支えながら
満足げに見下ろす。


「気持ち良かった？
………サラちゃん」


『え？サラ…ちゃん？』


荒い息のまま
驚いたようにレオを見上げるサラ。


「騙してごめんね。
一生懸命に嘘を吐くサラちゃんが可愛くて」


言いながらレオは
サラの仮面をそっと外した。


「それに、
サラちゃんに『レオ様』なんて呼ばれる機会
そうそう無いから、つい」


悪戯っぽく笑うレオ。


『も、もう、レオ…///』


顔を真っ赤にしたまま
抗議しようとするサラの言葉を遮るように
レオが告げる。



「さてと。
じゃあ、勉強会、始めようか」