第1章 お仕置き?
「…っ!」
四季の右腕を掴み、乱暴に自分のベッドへと向かった。性急な動きに、酔っていた四季はバランスを崩し、ベッドの上に倒れこんだ。右腕の引っ張られた痛みと、ベッドの上とはいえ倒れた衝撃の軽い痛みに抗議をしようと起き上がろうとするが、背後から七瀬に覆いかぶさられ、身動きが取れなかった。
「な…七瀬せんぱい?」
「あなたは…酷いですね。僕があんなことを見て何も思わないと思ったんですか?」
四季はよく意味が分からなかったのかボケっとしていたが、何かを思ったか、グルリと体勢を仰向けにしようと体を捻った。それに気づいた七瀬は腕の力を緩め、二人はベッドの上で向かいあった。それにしても四季は酔っ払いである。七瀬の言葉などきちんと理解していない。
「七瀬先輩の気分害しちゃったお詫びに、今日は私が七瀬先輩を気持ちよくさせてあげます!」