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短編集~七ver~

第2章 仕返し


「あ……や…」

見えない手に、翻弄され四季は戸惑いながらも、慣れた七瀬の動きに甘い声が漏れるのを抑えることが出来なかった。
先程までも目を瞑っていたが、自分の意志と関係なく視覚が遮断されるのとは全く違う。全身の感覚が鋭くなり、いつも以上に体が跳ねてしまう。そんな反応を見ていた七瀬は自分自身も欲を抑えることが出来なくなっていた。
最初は全身を撫でるように触っていた手が四季の体が跳ねるたびにふるふると揺れる胸へと伸ばされる。先程舐めてからは一切触っていないはずの頂は未だにツンと尖り、七瀬を誘う。けれどもそこを触ることはなく、指先でその周りを円を描くようにくすぐる。

「……ぁ、……んぁぁ…」

手のひらで胸を包むように触り、頂の近くに口づける。強く吸ったそこには淡い赤の花びらが散る。同じように反対の胸も焦らすように触れられ、四季は切なげに声をあげ、触ってほしいところに彼の手がくるように体を捩ったが、それでもそこには触れてはくれない。

「やぁ…!…なんで…?」

「お仕置きですからねぇ…ちゃんとおねだりしてください?」

「そんな…」

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