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短編集~七ver~

第2章 仕返し


サーーー

七瀬を探そうと部屋を出た四季はお風呂場から聞こえてくる水音に気が付いた。

(あ、七瀬先輩シャワー中だったんだ…)

とりあえず七瀬がいたことに安心した四季はキッチンに向かいコップに水を入れると、一気にそれを飲み干した。徐々に頭痛は治まってきているような気もするが、まだまだ完治とまではいかなかった。
ダイニングへと戻り、四季は昨日持っていたカバンに手を伸ばした。携帯を取り出すとメール受信を知らせるライトが点滅している。メールを確認するとそれは海藤からのメールであった。

『おはよー!
多分このメール見てるのは朝だよね…(汗)
かなり昨日は酔ってたけど大丈夫??
あと…昨日のことはちゃんと七瀬先輩に謝りなね…まぁ、もう謝させられてるかもしれないけど…』

おそらく酔っぱらって帰る際に迷惑でもかけてしまったのかと四季は思った。そんなとき、背後でガチャ…と音が聞こえ、バスローブ姿の七瀬がそこにはいた。
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